国土交通分野
より安全に、より快適に、よりスムーズに。
交通が抱える問題に向き合い、移動を支える将来の交通インフラのあり方を描きます。
目指す社会像
近年では、労働力人口の減少や公共交通機関の廃止等が課題となっています。交通基盤の効率的な維持管理・整備・更新や、交通需要を踏まえた最適な運用・計画策定、IoT等を活用した次世代都市交通システムの構築、次世代モビリティを用いた交通サービスの実装、既存の交通サービスの事業改善が求められています。当社では「次世代モビリティ技術事業」、「幹線交通計画・評価事業」、「地域モビリティサービス事業」の3つの事業領域を設定し、三菱総合研究所と連携しつつ、お客様が抱える課題解決を支援します。
サービスの特長
専門性・強み
- 自動車のCASE化、無線通信技術、給電技術、鉄道技術等やHD Map(高精度3次元地図データ)・3次元測量・3D都市モデル等に関する技術的知見を蓄積しており、これらの技術の標準化・仕様化に関するノウハウを有しています。
- 我が国の空港及び鉄道に関わる事業評価のノウハウを有しています。具体的には、四段階推計法を基礎とする幹線交通需要予測を実施し、空港や新幹線駅といったターミナルの新規整備や拡張、新規航空路線の開拓といった交通に関わる様々な施策効果の評価で豊富な実績があります。
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既存の交通手段(バスや鉄道等)とMaaS等の新たな交通サービスも活用した地域交通の最適化・事業改善のノウハウや知見を有しており、地域交通のサービス導入、運賃設定、収入増加策、サービス再編等による事業改善方策の検討支援で豊富な実績があります。
サービスメニュー
- 次世代モビリティ技術事業
自動運転社会の実現に向けた要素技術の開発・実証事業への支援を行っています。自動運転社会の実現には車両の開発だけでなく、車両に配信される様々なデータの整備、利活用のためのシステム開発等も必要です。これらを実現する様々な要素技術(コネクティッド技術、センシング技術、通信技術、データ連携・処理技術等)の検証や実装が進んでいます。当社では、ITS分野における国際標準化戦略の検討や技術検証支援等の実績を活かし、自動運転の要素技術の標準化に関する調査・検討、実証実験の管理・評価支援等を行い、新たな技術やサービスの実現を支援しています。 - 幹線交通計画・評価事業
国内外の需要の変化を受け、交通事業者は日々交通計画の見直し等の検討を実施しています。当社では、全国幹線旅客流動調査等の様々な統計データから、重回帰モデルやロジットモデル等を使って人々の行動を定式化、将来の交通需要を予測し、その結果を基にした費用対効果等の分析・評価を行っています。また、遠い将来を見通す上では、交通需要に影響する様々な要因の想定も非常に重要となります。例えば、訪日需要の変化等、国内だけでなく国際情勢も踏まえた将来シナリオの作成が必要となるため、その検討を支援しています。 - 地域モビリティサービス事業
鉄道による都心部への移動では、通勤時の激しい混雑等の課題が生じています。当社では、混雑緩和に資する情報提供ガイドラインの策定支援として、鉄道利用者へのアンケート調査や、鉄道事業者・経路検索サービス業者(コンテンツプロバイダ)に取組事例のヒアリングを実施し、鉄道事業者、コンテンツプロバイダ、混雑推計に関わる技術者、地方公共団体等が、鉄道利用者に混雑情報の提供を行う際に参考とすべき事項の整理等を支援しています。
実績紹介
- 自動走行システムの実現に向けた諸課題とその解決の方向性に関する調査・検討におけるダイナミックマップの多用途利用に向けた実現可能性の調査検討支援(内閣府、平成30年)
- 3次元測量の近年の動向等に関する調査業務(国土地理院、令和元年度)
- 地理空間情報活用推進のための測量成果の精度管理制度に関する調査業務(国土地理院、令和元年度)
- 次期地理空間情報活用推進基本計画の策定に向けた総合的課題検討業務(内閣官房、令和2年度)
- 新型コロナウイルス感染症による交通への影響とその対応に関する調査業務(国土交通省、令和2年度)
- 超高齢化社会における交通分野の先進的な取組の動向に関する調査業務(国土交通省、令和2年度)
- 地理空間情報の利活用における個人情報の取扱いに関する検討業務(国土交通省、令和3年度)
- ポストコロナの交通・物流に関する調査業務(国土交通省、令和3年度)
- 三次元点群データ等の高精度な測量データ・測量方法の普及を踏まえた測量成果等の利用・提供に関する調査検討業務(国土地理院、令和4年度)
- 定量的な分析に基づく交通・物流分野における動向に関する調査業務(国土交通省、令和4年度)
- 令和4年度ISO/TC204/WG3国内事務局対応支援業務(一般財団法人、令和4年度)
- 令和4年度道路管理におけるセンシング技術の活用に関する調査検討業務(国土交通省、令和4年度)
実際のプロジェクトストーリーの紹介
- PROJECT STORY 「ダイナミックマップ」の多用途利用(https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/01.html)
- PROJECT STORY 幹線交通事業~交通需要予測と事業評価~(https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/02.html)