社会科学分野
多様化する社会課題に対して、データや情報を活用した
定量的・定性的な分析に基づく施策を提案することで、
"国土の均衡ある発展"に貢献します。
目指す社会像
我が国では、人口減少や高齢化が進む中、東京圏への一極集中や地域格差が生じています。このような社会背景のもと、多くの社会課題が発生し、複雑化しています。これらの課題には法制度、財政、環境等に関わる様々な制約条件が存在しますが、これらの制約条件に囚われず、長期的にあるべき社会の将来ビジョンを描いたうえで、課題解決に取り組むことが重要です。当社では、長期的にあるべき社会の将来ビジョンを念頭に、統計や各種データに基づく政策オプションを提案するとともに、シミュレーション分析することで、社会課題の解決策や改善策を検討しています。このような取組を通じて"国土の均衡ある発展"の実現を目指しています。
サービスの特長
専門性・強み
- 統計等の様々なデータを用いた現状分析・将来予測、費用対効果分析マニュアル等に基づく評価、統計的因果推論を用いた政策評価、地域間の産業連関分析や一般均衡モデル等のオーソライズされた手法・モデルによるシミュレーションなど、社会科学分野における"分析・予測・評価"を得意とする研究員が多数在籍しています。
- インフラや環境、まちづくり・防災、産業・労働、介護・福祉等の幅広い分野の知見を有しており、それぞれの分野に最適な定量的・定性的手法を提案することが可能です。
サービスメニュー
- 事業・施策の実施による経済波及効果の分析
- 事業や施策の実施による経済効果を産業連関分析等の経済モデルを用いて分析します。アンケート調査や地価分析等も併用し、効果項目検討から定性的価値の取りまとめまで、事例に応じた経済効果の体系化も行います。
- 公的資料等の信頼性の高い根拠やシナリオに基づいて将来の経済指標を推計し、中長期を見据えた課題解決策もご提案します。
- インフラ・社会資本整備の影響評価
- 様々な政策や施策を講じてインフラ整備を行った結果、生活利便性の維持・向上、社会福祉の充実、流通・交易の活性化、安全性向上や防災対策の強靭化等の効果が得られます。当社では空間的応用一般均衡モデルなどのオーソライズされた手法でこれらの効果を定量化、評価します。豊富な実績と有識者とのネットワークを活用し、政策や施策の効果を検証するための根拠を提供します。
- 防災、エネルギー、産業、国際貿易、まちづくり、福祉などの幅広い分野で対応でき、広範にわたる課題を多角的に検討します。
- 統計データを用いた将来人口推計
- 国勢調査等の統計データに基づき、人口推計します。出生率、転出入率等のパラメータを設定することで、現状の人口推移の予測に加えて、様々なシナリオ推計や可視化が可能です。政策評価・提言における目標値の設定・達成可否判断やあるべき将来像の検討に活用できます。
- GISデータとの併用によるコンパクトシティ化の検討等、推計結果を都市計画にも活用できます。
- ビッグデータを用いた介護・福祉の実態分析
- 民間で個別に蓄積された多様な介護データを集約し、"データの統合・整備→データベース化→数理解析"まで一気通貫で分析を行います。分析結果を考察し、効率的な介護サービス提供のための検討を支援します。
- 数値的な分析だけでなく、分析結果の図式化による効果的な可視化も可能です。
- データ分析・可視化による省エネ施策の実態調査・制度評価
- データベースやアンケート調査により収集した、建築物・事業者等の省エネ性能やCO2排出量に係るデータの分析および可視化を行います。
- データ分析に基づいた省エネ・環境施策の課題整理、制度効果の評価、改善施策をご提案します。
実績紹介
受託実績
- 広域経済被害予測のシナリオ高度化支援業務(防災科学技術研究所、令和2年度)
- 令和4年度交通事故の被害・損失の経済的分析に関する調査(内閣府、令和4年度)
- 地域特性に応じた課題解決型まちづくり方策検討調査支援(民間企業、令和2年度)
- 鉄道沿線将来人口推計(民間企業、令和4年度)
- 小規模建築物の一次エネルギー消費性能に関する実態把握調査業務(一般財団法人、令和2~4年度)
実際のプロジェクトストーリーの紹介
- 数理システム事業部 社会理工学解析チーム PROJECT STORY 10 https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/11.html